ここでは、Windows 10 の重い操作のもたつきを改善するような設定項目について、個人的に効果があったと思うものを中心にまとめています。
設定の中には一部のソフトが正常に動作しなくなるものが含まれているかもしれません。その点、ご留意願います。
不要なスタートアップを無効化
OSの起動時に実行されるプログラムを最小限にします。
画面下部のタスクバーを右クリックして「タスクマネージャー」をクリック。
詳細>スタートアップと進み「状態」が「有効」となっている項目の内、必要ないものは、右クリックして「無効化」していきます。
スタートメニューのタイルを最小限に & ライブタイルをオフ
を押すと現れるアプリのタイルの中で必要のないものは、右クリックして「スタートからピン留めを外す」で取り除いたり、
外したくない場合は、右クリック、その他からライブタイルをオフにするを選択しておきましょう。
「Windows の設定」の項目
ここからは、>設定から開く「Windows の設定」の項目についてみていきます。
「プライバシー」のバックグラウンド アプリ をオフに
「Windows の設定」のメニューから「プライバシー」を選択し、
「プライバシー」左サイドバーの下の方にある「バックグラウンド アプリ」という項目をクリックし「アプリのバックグラウンド実行を許可する」を オフ にします。
NOTE:プライバシーが気になる場合は...
この「プライバシー」の各項目 「全般」~「ファイルシステム」の中で、必要無さそうな選択肢は 基本的に オフ や 情報を最低限送信する設定 に変更した方が良さそうです。
「個人用設定」の変更
「Windows の設定」のメニューから「個人用設定」を選択し、
色をクリック、そして「色」の項目の下の方にある「透明効果」を オフ にします。
ついでに、スタートの項目から、「ときどきスタートにおすすめを表示する」を オフ にしておくと、インストールするつもりのなかったゲームアプリなどが勝手にスタートメニューに表示されるのを防ぐことができます。
コントロールパネルの項目を変更
コントロールパネルは、WindowsキーとRキーを同時押しし、出てきたウィンドウの「名前」にcontrolと入力しEnterキーで開きます。
「視覚効果」を必要最低限に
システムとセキュリティ>システム>システムの詳細設定と進んでいき、
「パフォーマンス」の「設定」をクリック。
「視覚効果」の「パフォーマンスを優先する」を選択し、その下のチェックボックスから、最低限必要な視覚効果にチェックを入れましょう。「適用」を押すと設定が保存されます。
個人的に最小限チェックすると良さそうな項目は以下の5つです。
・アイコンの代わりに縮小版を表示する
・ウィンドウの下に影を表示する
・スクリーンフォントの縁を滑らかにする
・デスクトップのアイコン名に影を付ける
・ドラッグ中にウィンドウの内容を表示する
IME の「入力モード切替の通知」をオフ
かなと英数入力を切り替える度に、もたつきが発生する場合はオフにしておきましょう。
ブラウザの検索ボックスなどをクリックして文字を入力できる状態にしてから、タスクバー右端のIMEのアイコンを右クリックして「プロパティ」を選択。
「画面中央に表示する」のチェックを外して「OK」です。
スリープから復帰したときのロック画面を非表示に
タブレットPC ではない場合は、スリープ復帰時に表示される以下のようなロック画面は必要ないかも知れません。
この画面を非表示にすることで、スリープからの復帰を短縮できます。
設定方法
ファイルエクスプローラーを開いて、表示タブに切り替え、ファイル名拡張子にチェックが入っていることを確認したら、
以下の文字列をメモ帳などのテキストエディタに貼り付けて、[任意の名前].regという名称で保存してください。
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\Personalization]
"NoLockScreen"=dword:00000001
この.regファイルをダブルクリックで実行すると、ロック画面が非表示になります。
元に戻したい場合は、dword:00000001をdword:00000000に書き換えて、.regファイルを実行ください。