ブートローダーに grub rescue とだけ表示されて Ubuntu が起動しなくなってしまったときに...
Ubuntu がインストールされているHDD (SSD) のパーティション構成を変更すると、grub rescue とだけ表示されて OS が起動しなくなってしまうことがあります。
このようなときコマンドラインから GRUB を再インストールして復旧する方法もありますが、少し複雑なので、自動で復旧したいときは Boot-Repair-Disk を使うのが便利です。
Boot-Repair-Disk を使った GRUB2 の復旧
Boot-Repair-Disk の ISO の入手
以下のリンク先よりダウンロードできます。
64bit 版 と 32bit 版、復旧したい Ubuntu に合わせて どちらかをダウンロードします。
ブータブルディスク (ブータブルメディア) を作成
Boot-Repair-Disk の ISO ファイルを使って ブータブルメディア を作成します。
Windows 8 以降がプリインストールされていた PC の場合は USB フラッシュメモリを ブータブルメディアとして使ったほうが良いようです。
ブータブルメディア の作成方法は、Ubuntu の ISO を焼いた時とほとんど同じです。
Boot-Repair-Disk を Live起動
ブータブルメディア から Boot-Repair-Disk を起動すると以下のような画面になるはずです。
日本語を選択すると文字化けして操作に支障をきたしましたので、English にカーソルを合わせたまま、Enterキーで続行します。
以下の画面が出た場合は、Enterキーで次に進みます。
しばらく待つと、Linux が Live起動し、Ubuntu の GRUB などを復旧するためのプログラムである Boot Repair が自動でスタートします。「インターネットに接続しますか」という旨のダイアログが出るかも知れませんが、接続しなくても特に問題はありませんでした。
Recommended repair を選択してしばらく待つと、
以下のようなダイアログがでましたが、Noで問題なしでした。
以下のようなダイアログが出れば完了です。
シャットダウンは、画面右下の電源マークから。
Boot-Repair-Disk のブータブルメディアを取り外してパソコンを起動し 以前のように GRUB が立ち上がれば、復旧成功です。
UEFI の場合で、この方法でうまくいかなかったときは、UEFIの設定画面から、HDD の中で Ubuntu (GRUB) が Windows に優先して起動するような設定に変更し直す必要があるかもしれません。